鵜を使って鮎を捕る伝統漁法、それが鵜飼。
鵜が一生懸命泳いで鮎を捕る姿は、頑張れ!と応援したくなる必死さがあります。
鵜飼が始まったのは、奈良時代と言われており、その歴史は1300年ほど。
犬山の木曽川鵜飼も江戸時代から続いていると言われています。
今年もまもなく、その歴史ある鵜飼が始まります。
今回は、犬山の木曽川鵜飼についてあれこれを紹介します。
【犬山】鵜飼が今年も開催!

今年も鵜飼の季節がやってきました!
長い歴史のある鵜飼は、毎年すぐに予約が埋まってしまうほど人気の体験型観光です。
筆者も2度鵜飼を体験しましたが、また来年も行こう!と心を掴まれたほどです。
次の見出しでは、木曾川鵜飼の期間について説明します。
【犬山】鵜飼の期間はいつまで?
愛知県犬山市と岐阜県各務原市を流れる木曾川で行われる木曾川鵜飼は、
毎年6月1日から10月15日まで、毎日行われます。(悪天候時は中止の可能性あり)
また、鵜飼がスタートする6月1日と8月の犬山ロングラン花火の時期にはいつもと違う光景が見られます。
そして、木曾川鵜飼でだけ行われていることもあります。
花火の打ち上げ
毎年、鵜飼が始まる6月1日には、鵜飼開きの花火があり、
そして毎年8月1日から10日までの10日間、犬山ロングラン花火が打ち上げられます。
時間は、どちらの日程もだいたい10分間。
花火開始は20時前後。
鵜飼が終了した後にそのまま観覧船から花火を見ることができます。
目の前で打ち上げられた花火を船から見られるので迫力満点!
特別な思い出になりますね。
日本で唯一の昼鵜飼
鵜飼は、基本的には夜に行われるのですが、
犬山の木曾川鵜飼では日本ではここだけ、昼に行われる「昼鵜飼」があるのです。
これは、もっと気軽に多くの方に楽しんでもらおうと始めた取り組みです。
お昼の明るい時に見られるので、鵜の様子、はたまた鵜匠さん(鵜を扱う人)の様子も
よく見えて夜鵜飼とはまた一味違った光景が見られます!
【犬山】鵜飼で注意する点は?
木曾川鵜飼を体験するのであれば、
いくつか気に留めておいてほしいことがあるのでそちらを紹介します。
靴に気を付ける
鵜飼は、船に乗り込んでから体験するため、どうしても靴の脱ぎ履きが必要です。
これは、筆者が実際に体験して感じたのですが
靴はすぐに着脱が楽なものがいい!ということ。
船に乗る順番は、当日船頭さんから案内されます。
後ろに見ず知らずの人が待っているとなんだかんだ焦ります。
なので、可能であればすぐに脱げるような草履やスリッポンなど、
時間がかからない履物がおすすめです。
おすすめの時期ではあるけれども
鵜飼が始まる6月は、鵜飼体験にはもってこいの季節です。
船頭さんも「暑くもなく、寒くもなく最高におすすめの季節」とおっしゃっていました!
ですが!やはり川を走る船の上は、風がよく通ります。
6月とはいえ、陸と水の上だと気温も違うため、念のため上着を持っていくことをおすすめします。
筆者も6月の鵜飼に参加した時、やはり肌寒くて上着を持って行って正解だなと思いました!
一緒に行った叔父家族は、上着がなくみんな寒い寒いと言っていました。
6月だから大丈夫!と思わず、ぜひ上着持参で鵜飼を体験してくださいね。
鵜とかがり火が絶景
鵜飼を体験するのであれば、言うまでもなく「鵜」の姿をしっかりと見てほしいです。
鵜飼と聞くと、「鵜が鮎を飲んでまた出すんでしょ?」ちょっと嫌だなと思う方もいるかもしれません。
(筆者もそうでした)
ですが、実際に見る鵜飼は、全く別物です。
想像の100倍くらいスマートに鵜が鮎を絞めて吐き出すのです。
しかも、鵜が絞めた鮎は高値で売れるんだとか!
鵜が鮎を飲み込むときにつけた傷が一種のブランドになるそうです。
そして、夜鵜飼では水面を明るくする役割の「かがり火」が焚かれます。
もちろん照明の意味もあるのですが、かがり火の光に驚いた鮎が動きを活発にすることで
鵜が鮎を捕えやすくする役割も担っています。
めらめらと燃え盛るかがり火は、鵜飼のもうひとつの主役と言っても過言ではありません。
ぜひ、鵜とかがり火の共演を楽しみにしてくださいね。
おみやげは早めに購入を
鵜飼の集合場所は、木曾川鵜飼乗船場というところです。
そこには、おみやげ店も併設されているのですが、このおみやげ店の店じまいの時間がとても早いのです。
恐らく、19時半ごろには閉店していると思われます。
鵜飼終了後の時間(6月~8月は20時15分/9月・10月は19時45分)に
おみやげを買おうとしても購入できないので注意です!
鵜飼が終わり、鵜に心を掴まれた筆者は、鵜のぬいぐるみを買おうと思い立ち寄ったのですが、
鵜飼終了後は既に閉店してしまっていました。
もし欲しいと思うものがあれば、ぜひ早めの購入をおすすめします!
まとめ
今回は、犬山の木曾川鵜飼について紹介しました!
かわいらしくもあり、一方で頼もしくもある鵜を見たら、きっと心を掴まれるに違いないです!
是非一度、犬山の木曾川鵜飼を体験してみてはいかがでしょうか?
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